FUJI(旧UTMF)2023 TOP10入り 選手へのサポート記録

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トレイルランニング大会のサポートを初めてすることになったけれど、どんなサポートをしたらいい?

 2023年4月20日(木)~23日(日)までFUJI2023(旧UTMF)のサポートを行ってきました。
 私自身トレイルランニングをやっているものの 初めてのサポート。事前にグレートレース(テレビ番組)を見たり ブログを読んだりしてイメージトレーニングし、臨機応変にスムーズなサポートができるように心がけました。

事前準備

 レースまでに準備したことは以下の通りです。選手と時間をとって念入りに話し合いました。一度だけの話し合いでは思いつかないこともあり、何度か話し合うことが大切だと感じました。

◎エイドで何を食べたいか、飲みたいかの確認
・雑炊・味噌汁・カットフルーツ・バナナ・おにぎり(梅)・もち・コーラ・お湯 (・ラムネ・ガルボ)

①食べたほうがいいもの ②食べやすいもの ③好きなもの を準備したよ。

◎各エイドで補充するものの確認
・ジェル ・カロリーメイト・塩熱サプリ・黒糖・フラスク(水 、メダリストを水に溶かしたもの)

各区間の距離や累積に合わせて持っていくものの量を調節したよ。大体30分から40分に一度補給できるように準備したよ。

◎食べ物以外何が必要か
・ウエア一式・靴・手拭きペーパー・ウエットシート・タオル・救急セット・テーピング・ゴミ袋・スケジュール表・イス・シート

もしものことも考えて 何が必要か、あったほうが快適になるかを考えたよ。

◎何をしてほしいかの確認
・フラスクの補充
・ジェル等の補充
・前後との差
・次のエイドまでの距離や時間
・ごみ捨て
・顔や身体をリフレッシュできるような準備

選手が補給している間に することをリスト化し、忘れ物がないように自分でシュミレーションしたよ。

荷物を減らすため現地に着いて補給食や飲み物を調達しました。また、ガスボンベ、ライターは持って行けないため現地で準備しました。

当日の準備

  • 温かいものの準備 お湯を沸かせる所で沸かす。(火を使っていいところが決まっていた。)
    →エイド前にドライフーズの雑炊と味噌汁の準備。選手が猫舌なのと保温ジャーを用意していた為、早めにお湯を入れていい温度で食べれるようにした。
  • パックご飯に梅干しふりかけを混ぜ、1口大の大きさにラップで握る。
  • 今回は暑いと分かったので 氷の準備。(クーラーボックスは持って行っていた。)
  • くだものの減りが早かったので途中コンビニで補充。
  • おにぎりが食べれそうになかったので 梅干し単体を途中で購入した。

話し合えていなかったこともいくつか起こったよ。例えば、富士急ハイランドF5にてヘッテンの電池を交換した事や、固形物で持って走れるものが少ない気がして朝食の残りのヨモギもちを準備した事。(今回はおにぎりの気分ではなかったようで、選択肢が増やせていてよかったと思ってる。)また、後半 口が甘いものを取りたくなくなるのではないかと思い、麦茶を用意していたよ。でも、水がよかったらしい!白湯は準備していたけれど水用の水筒は準備できてなかった。白湯用のポットも600mlしかなかったので、もう少し大きいほうがよかったと反省。

サポートととしての心得

  • 通常だと1人でするエイドワークを2人で出来るので 時間短縮を心がける。ゆっくり話したい気持ちをグッと抑え できる限り素早く。
  • 調子が良くても悪くても平常心を保つ。(選手を客観的に見ることを心がける)
  • キツいときは 時間かかってでもしっかり心と身体のエネルギー補給できるように声かける。
     キツいとき、選手は予定と違うことが多く焦ることもあるので、するべきことを把握してしっかり伝える。(関門との戦いの場合は 状況を伝える。)
  • キツそうでも 進むかリタイアするかは サポートが決めないようにする。 やめるような声掛けしないように心がける。
  • 全力で応援する!!

その他

 上記以外で行ったことや気を付けたことは以下の通りです。

  • 事前にコース近くの公園の駐車場や登山口にある駐車場を探しておいて サポート以外のところでも選手に声掛けをした。(サポートの準備に間に合わなかったら本末転倒だから、余裕がある区間で行うように注意!)

Googleマップにコースを入れ込んでもらえたため スムーズに応援場所を決め、実行できたよ。でも、コース近くに駐車場はなかなかなく、1日目も2日目もそれぞれ10キロ以上は動いてた。

  • 自分の食べ物飲み物の確保は事前にしていたほうがいい。

自分のことを考える余裕はなかったよ。今回、エイド毎に温かいみそ汁を準備したけれど、どのエイドでもいらなかったようで、大会期間中に四杯もみそ汁を飲んだよ。おそらく処分するところはあったかもしれないけれど、どうしたらいいかわからなかったのと勿体なかったからいただいた。そのほか、パンを少し食べたくらいでお腹すく暇がないくらい楽しませてもらった。トイレはサポートエリアのところにはあったけれど、その他は自分で確保するしかないから一応のため携帯トイレを持っていたほうが安心と感じたよ!

まとめ

 今回初めてサポートをさせてもらって本当に良かったと感じました。プレッシャーや不安もあったけれど、身近で応援でき、一緒に感動できて最高の時間を過ごすことができました。

 大会中は ひとりで運転し、準備し大変なこともあったけれど サポートエリアに行くと 優しいサポート仲間が声をかけてくれて一人じゃない気持ちにさせてもらえたことも大きかったと思います。この場でお礼を言わせてください。本当にありがとうございました。

 私自身もいつかは100マイラーなんて思っていますが、改めて選手たちのすごさを身をもって知ることができましたし、その距離を思う存分走れる環境を作ってくれるスタッフやボランティア、地域の方々には感謝しかないと感じました。お祭りのようなFUJI(旧UTMF)を満喫することができて、とても有意義で楽しかったです。 

 

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